Se2naのひとりごと

「徒然なるままに」何か書いてまいります!

その日本語正しく使えていますか? 

こんにちは!Se2na(セツナ)です!
今回書く内容は「正しい日本語」です。
使っている人は特に違和感なく使っていても実際には正しくない日本語というものが
多く存在しています。
そんな中から代表的なもの紹介できたらなと思います。



「役」と「力」どちらが不足?
これは最近テレビなどでも取り上げられて、有名になってきているので知っている人も多いかもしれませんが、未だに誤用してしまっている人も少なからずいるので紹介していきます。
早速ですが、重要な仕事を言い渡されたときに、謙遜する際、下のAとBのうちどちらが正しいと思いますか? (正解と解説は少し下に記載してあります。)



A「そんな大役、私には役不足です」
B「そんな大役、私には力不足です」


わかりましたか?
解説しますと、A.の役不足だと
A.の「役不足」は、自分の力量に対して役が劣っていることつまり、自分自身にとって仕事が”軽すぎて”不満という意味になります。
そして、Bの「力不足」は、役に対して自分の力量が劣っていることです。
ですので、正解はBの力不足が正しいです。



「雪辱」は晴らすもの?果たすもの?
これは別の言葉と混合して使っている人もいるのでは?
そんな問題です。
次のA,Bの文章のうち正しい使い方をしているのはどちらでしょう?


A「前回は負けてしまったが、今回は勝って雪辱を晴らす。」
B「前回は負けてしまったが、今回は勝って雪辱を果たす。」


大ヒント:「屈辱」と混同したらダメですよ!


解説をしますと、そもそも雪辱とは下の漢字が上の漢字を修飾する熟語です。
例えば、書(しょ)を読(よ)むで「読書」や、火(ひ)を消(け)すで「消火」などがあります。
そして、雪辱は恥(はじ)を雪(すす)ぐで雪辱です。
雪という漢字にぐの送り仮名ですすぐと読みますが、意味合いとしては、水などで汚れを洗い落とすことや、恥や汚名を新たな名誉を得ることによって消すという意味です。
つまり、恥を雪ぐということは、汚名返上に近い意味なのです。
なので、「雪辱」という言葉だけで、恥は晴らしているのです。
その雪辱に対して、晴らすという言葉はつけるのは、同義な言葉を重ねてしまう重言(じゅうげん)になってしまします。(頭痛が痛いや、腹を切って切腹するなども重言です。)
ですので答えはBの雪辱を果たすです。
ほかの言い方としては「屈辱を晴らす」や、「雪辱する」などがありますね。
雪辱と屈辱を混同ようにしましょう。



どうでしょうか?
みなさんは正しく使いこなせていましたか?
気が向いたら続編のようなものも書くかもしれません。


読んでいただきありがとうございました!!

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